レバノンは世界で最も古いワイン生産地の一つ。
シリア難民のアブダラ・リヒが
レバノンでワイン造りを学び完成させた、友情の赤ワインです。
中東レバノンのワイン造りは、紀元前1550年までさかのぼります。
その歴史を引き継ぎ、レバノン人の、心と家を開いて周りの人を歓迎する
「もてなしの心」と文化を反映させたワイン造りをしているワインメーカー、
『メルセルワイン』の赤ワインです。
2011年、シリア難民としてレバノンに逃れて来たアブダラ・リヒは、
共通の友人の紹介で、『メルセルワイン』の現在のオーナーで
ワイン造りの責任者でもある、エディ・シャミと出会い、
全くの未経験だったワイン造りを学び、技術を習得。
今では、エディのアシスタントを務めるまでになりました。
アブダラの夢は、将来はシリアに帰って自分のワイナリーを作りたいということ。
その夢への第一歩として、
カベルネ・ソーヴィニヨンとマルベック、サンジョヴェーゼをブレンドし、
独特の香りを持つワインが完成しました。
アブダラはイスラム教徒、エディはキリスト教徒。
国も宗教も違う二人のコラボによるPEACE WINEは、
アラビア語で家を意味する言葉「ダー」、アブダラの姓「リヒ」、
そしてアブダラの妻の名前「ハナン」を合わせて、
『ダー・リヒ・ハナン』と名付けられました。
レバノンのブシット、海抜800mの畑は、冬は雪が降り夏は暖かく、
ブドウの木の病気をコントロールできます。
空気も綺麗で乾燥していて、
年間を通して雨や雪、自然の湧き水が豊富に供給されるため、
有機栽培に適しています。
9月初旬に収穫されたブドウをステンレスタンクに入れ、
25℃で10日間発酵させた後、澱引きを行います。
ワインは自然の乳酸菌によりマロラクティック発酵し、
独特のまろやかな味わいと複雑な香りが生まれます。
その後2回澱引きして、晩春に瓶詰めされました。
□産地:レバノン
□種類:赤ワイン
□保存:静かな冷暗所
*タイプ:ドライ *ブドウ品種:カベルネ・ソーヴィニヨン60% マルベック29% サンジョヴェーゼ11%
*アルコール度数:12% *容量:750ml *適温:14℃〜20℃